「春節(旧正月)の影響で、納期が1ヶ月遅れると言われた……」 「販促イベントの予定が決まっているのに、商品が届かない可能性がある」
中国貿易に携わる企業にとって、最大の懸念事項が「旧正月」です。工場が完全にストップし、物流が麻痺するこの時期、事前の計画が狂えばビジネスに致命的な打撃を与えます。
日中貿易25年の実績を持つ私たちは、この「魔の期間」をどう乗り越え、お客様のプロモーションを死守したのか。実際のアパレルブランド様のケースをもとに、その舞台裏を公開します。
1. 絶体絶命:イベント10日前に発覚した「未完成」の山
ある年の1月中旬。3月初旬に大規模なPOP-UPイベントを控えたお客様から、新作ウェアの生産状況について相談がありました。他社の代行サービスを利用していたものの、「工場の作業員が早めに帰省を始めてしまい、予定の半分も縫い上がっていない」という絶望的な報告を受けたとのことでした。
イベント初日に商品が間に合わなければ、数百万円の損失だけでなく、ブランドの信用失墜は免れません。私たちは急遽、この案件のリカバリーを引き受けました。
2. 私たちがとった「3つの緊急対策」
25年のネットワークと、青島拠点の機動力をフル回転させ、以下の対策を同時並行で実施しました。
① 青島拠点スタッフによる「工場への直接介入」
電話一本で済ませるのではなく、青島拠点のベテランスタッフが現地工場へ直接乗り込みました。工場の経営者と25年来の信頼関係(グァンシ)を背景に粘り強く交渉。帰省を遅らせて対応してくれる熟練工を確保し、ラインの優先順位を最上位に書き換えさせました。
② 「分納」と「航空便」の戦略的活用
全数を一度に送るのを諦め、イベント初日に必要な数量を最優先で仕上げさせました。完成したものから順次、青島拠点で「即日検品・即日梱包」を実施。船便ではなく、コストを度外視した航空便(エアー)の手配を最短ルートで確保しました。
③ 水際での「超速検品」
時間がなくとも品質を妥協しては意味がありません。青島拠点の検品ラインを24時間体制に一時シフト。深夜に上がってきた製品をその場で検品し、翌朝の便に乗せるという、自社拠点だからこそできる「超速フロー」を構築しました。
3. 結果:イベント前日にすべての商品が店頭へ
結果として、第一弾の主力商品はイベント開始3日前に無事納品。残りの商品も会期中に順次到着し、プロモーションは大成功を収めました。
お客様からは「もう諦めていた。25年の実績という言葉の重みを、身をもって知った」という、何よりも嬉しいお言葉をいただきました。
結論:トラブルを「想定内」に変えるのがプロの仕事
旧正月の混乱、工場の突然のワーカー不足……。中国貿易にトラブルは付き物です。しかし、それを「仕方がなかった」で済ませるか、あらゆる手段を講じて「完遂」させるか。
私たちの25年の歴史は、こうした泥臭いリカバリーと、お客様との約束を守り抜いてきた時間の積み重ねです。
「納期が不安」「トラブルが起きている」 そんな時こそ、私たちの経験を頼ってください。25年の知見が、あなたのビジネスの守護神となります。

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